趣味でゲーム作りをしている私はUnityアセットストアで散財するのが楽しみになっています。
頻繁にセールが行われるため、ついつい必要のないアセットを買ってしまって本来の目的であるゲーム開発を見失ってしまうこともしばしばあります。
必要と思って買っても、取り扱いが難しすぎて使うのを諦めることもしばしばあります。
そんな失敗経験を踏まえて、失敗しないアセットの買い方についてまとめてみたのでアセットストア初心者の方は是非一読頂ければと思います。

他に大した趣味がないので、アセットを買いまくったがほとんど使っていないぞ
ちなみに無料アセット含めて507アセット持ってました
この記事はこんな人にオススメ
- Unityアセットストア(AssetStore)で何を買っていいか分からない
- 無駄遣いを極力さけたい
目次
購入はドル建て
アセットストアの販売はドル支払いになります。
昨今の円安(2024/5/3時点で1ドル153円)や米国の物価高で以前よりも高く感じます。
日本の消費税10%もちゃんと徴収されます。
支払い方法はクレジットカードまたは PayPal で支払いが可能です。
学生にとっては支払いのハードルが高いと思いますが、無料のアセットも沢山あるので積極的に使えるものは活用するといいでしょう。

円安は看過できない💦
セールで買うとかなりお得
アセットストアでは定期的にセールを開催しています。安い時は90%オフ(最近はあまりないが)で買える時もあるので、自分が欲しいアセットが無いかを定期的にチェックをした方が良いです。

下記のようなX(旧Twitter)などでセール情報を常に流してくれるアカウントをフォローすると見逃すことがなくて良いでしょう。

ついつい安いので、いつか必要になると思って買ってしまう
よくよく考えるとほとんど使ってないな💦
- 大体30~50%OFFくらいでセールが行われるが、たまに24時間限定で70%セールなども実施される
- 何かしら常にセールしている
- 見逃さないためにセール関係をポストしているアカウントをフォローしよう
- 必要ないものをついつい買ってしまいがち
バンドルはもっとお得
セールとは別に複数のアセットを1パッケージとして安く売りだされる場合があります。
例えば30個のアセットをセットで$30にて販売みたいな販売が年に数回行われます。(トータル96%オフとかになります)
ゴミアセットの抱き合わせといういうわけでもなく半分くらいは使えるものが含まれていたりするので必ずチェックするといいでしょう。
バンドルについてはUnityのアセットストアとは別にHumbleバンドルというサイトで行われることもよくあるので、そちらも必ずチェックしましょう。

- バンドルで購入すると90%以上の割引になることが多い
- 半分くらいは使えそうなものなので、ゴミバンドルではない
- Unityのアセットストアとは別にHumbleバンドルというサイトでも販売されるので要チェック!
アセット購入の落とし穴
私の悪い癖は、いつか使うかもと思い現在制作中のゲームとは関係ないアセットを買ってしまうことです。
よくよく考えてみると、趣味の範囲で一生に作れるゲームなんて限られているので、いつか使うの「いつか」は一生訪れない…
そして、買ったアセットはせっかくだから試してみようと思ってしまい、作りたいゲームがブレてしまう。2Dアクションを作ろうと思っていたのが、3Dモデルのアセットを買ってしまい3Dのゲームを作り始めてしまうとか…
こんなことを言うと本末転倒ですが、今作っているゲームに必要なものだけに絞って本当に必要なものはセール関係なく買うのが一番だなと思います。
セールを待っていたらゲームなんか完成しないので…

作りたいゲームってそもそもなんだったっけ?
- 作りたいゲームに集中しろ!
- 本当に必要なものはセール関係なくすぐに買うべし
- 外注する費用を考えればセールでなくても安い
使い方が簡単なアセット・難しいアセット
アセットと言っても、いろいろなジャンルのアセットがあります。
必要だと信じて買ったけど、あまりにも使い方が難しくて挫折したアセットが私には多々あります。
そんなわけで使い方が簡単なものとそうじゃないものについて解説したいと思います。

難しいアセット
そもそも使い方が難しいアセットとはどんなものだと思いますか?
私が考える難しいアセットとは仕様が複雑で副作用が多いものと考えています。
仕様が複雑なアセット
仕様が複雑というのは、仕様を理解するために膨大な時間を費やす必要ということです。
例えば、2Dプラットフォーマー(スーパーマリオブラザーズや悪魔上ドラキュラなどの横スクロールアクション)向けの有名なテンプレートアセットで「CORGI ENGINE」というアセットがあります。
一見、多機能でどんなゲームでも簡単に作れそうに見えますが、仕様が膨大すぎて理解するにはかなりの時間が必要となります。
ちなみに私は何度かトライしましたが、簡単な動作などは作れても自分の思い通りのゲームを作ろうとするには複雑すぎて挫折しました。一応公式から膨大なドキュメントが提供されているので、それを理解すれば良いという話ですが、それなりのスキルや英語の読解力が必要となります。
趣味でのゲーム開発者にとっては他人が書いたコードを理解するというのは、モチベーションも継続しにくいというところもあり、仕様が複雑すぎるのはオススメできないです。
ただ、かなり作りこまれたシステムなのでスキルアップを目指したい人にとっては役に立つと思います。

趣味の時間があまりとれない自分にとっては、他人のコードを読むだけで1週間の作業が全く進捗しないのはツラすぎる
これだったら自分でコード書いた方が早いな💦
副作用が多いもの
また副作用が多いものも避けた方が良いと考えています。
副作用が多いというのは、単品で使う分には問題ないけど複数アセットを入れてしまうことでそれぞれのアセットが干渉してしまい、バグになってしまうものを指しています。
スクリプトがアセットの根幹になっているものは特に注意が必要だと思います。
持っているアセットの中から使えそうなものをチョイスして何個か入れてみると、よくわからないバグが出てしまって、自分が書いていないプログラムのバグ取りをしなくてはならないなんてことも起きます。
そんなわけで副作用が多く仕様が複雑なものが多いテンプレート系のアセットは個人的にあまりオススメしません。
使いこなそうとするとマジで時間が溶ける…
↓アセットストアではカテゴリが確認できるのでテンプレートとなっているものは注意が必要です。

- テンプレート系アセットは勉強になるが、使いこなすには時間をかなり費やす必要あり
簡単なアセット
私が個人的にお勧めしたいのは素材系のアセットとなります。
例えば、3Dモデルや2Dのスプライト、音楽、アニメーションといった他のアセットと干渉しにくいものを指してます。
UnityのVer依存もあまり無いのでかなり使いやすいです。(URPやBuilt-inの対応に少し注意が必要なくらい)
例えば下記のようなモンスターの3Dモデルの詰め合わせパックなどは、自分の作りたいゲームの世界観にあっているのであれば買って損をすることはあまりないでしょう。

- 素材系アセットは仕様は単純かつ干渉はあまりないのでオススメ
素材以外の簡単なアセット
色々アセットを買っては失敗を繰り返してきた私ですが、素材以外で簡単に使いこなすことができたオススメアセットを紹介します。
Easy Save
ゲーム内のデータを保存するためのド定番アセットになります。
日本語での解説が多く、簡単にセーブ機能を実装できます。おそらくセーブはどんなゲームでも必要になると思うので持っていて損はないと思います。
※2024年時点では公式からまともなセーブ機能はリリースされていないと思われる?
Damage Numbers Pro
敵へのダメージなどを簡単に表示することができるアセットです。
ダメージに限らず色々な場合に使用できるため、こちらも様々なゲームジャンルで活躍が期待できるアセットとなります。
安いというのもポイント!
まとめ
いかがだったでしょうか?
アセットストア初心者の方の参考になれば幸いです。
本記事のまとめ
- アセットをお得に買うならセールまたはバンドルで購入!
※Humble Bundleのチェックも忘れずに - 今、自分が作っている・作りたいゲームに本当に必要かを考えて買うべし
(アセットコレクターになってしまうと、作りたいゲームがブレてしまう) - テンプレート系のアセットは難易度が高いためオススメしない
- 素材系アセットは干渉がほぼ無いので、オススメ



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