DTMとゲーム開発が趣味である筆者なので、子供の頃ハマったBEMANIシリーズについて振り返ってみたいと思います。
ゲーム開発のヒントになればと思いまとめてみました。
この記事はこんな人にオススメ
- 音ゲー好きな人
- beatmania / POP’N MUSIC / GUITAR FREAKS / Dance Dance Revolutionなどのコナミ系音ゲーにハマってたおっさん
BEMANIシリーズとは
BEMANIシリーズ(ビーマニシリーズ)とは、コナミ(コナミアミューズメント・ビーマニプロダクション)が製作した音楽ゲームの統一ブランド名、およびシリーズ。
Wikipediaより
初代のbeatmania(1997年発売)を皮切りに音ゲーブームとなり、コナミが多くの音ゲーをゲーセンやコンシューマー製品中心にシリーズ展開をしてきた。
私は2002年くらいまでに発売したPS1,2で発売した製品はほぼもっており、RPGばっかりやっていた私がの価値観を大きく変えるゲームでした。
BEMANIシリーズの代表ゲーム
- beatmania
- beatmania IIDX
- pop’n music
- Dance Dance Revolution
- GUITARFREAKS
- drummania
代表的なゲーム紹介
beatmania
beatmaniaは、コナミ(現在のコナミデジタルエンタテインメント→コナミアミューズメント)が1997年に稼働した音楽ゲームで、BEMANIシリーズの第1作です。

特徴は5つの鍵盤型ボタンとDJのスクラッチ風のターンテーブルになります。
通常のピアノのキーとは違くストロークがほぼないので連打がやりやすい構造になってます。
またターンテーブルは指一本では回すのが困難なためちょっとしたアクセントになってます。

ゲーム画面のレイアウトにも特徴があります。
それはプレイに影響するキーが流れてくる画面領域がかなり狭いということです。
下記画面を見てもらえると分かりますが、赤枠の領域以外はプレイに何の影響はありません。普通であればこんなUIはボツになりそうですが、当時は音楽にあわせた映像がカッコよかったのですごくクールに見えました。(普通であればもう少し鍵盤の幅を広げたり、真ん中に持ってきたりしそうですが。)
また画面が小さいのでそこを集中してみればプレイできるので気が散らなくて良いです。
収録されている楽曲は当時小室哲哉の音楽が流行していたのもあって、ゲームのテーマ通りクラブ系の楽曲がメインとなります。ロックなどの生演奏音楽はほぼ無かったと思います。

個人的に思いれの多い3rd Mixの動画を↓に載せておきます
- 5つの鍵盤風ボタン + ターンテーブルという斬新なインターフェース
- 斬新なUI
- クラブでかかるような楽曲が特徴
pop’n music
BEMANIシリーズ第2弾として登場したのがこのpop’n musicになります。
beatmaniaと基本的なゲームのルールは同じですが、デザインのコンセプトが大きく異なります。クールなデザインだったbeatmaniaとは対照的にカラフルでポップなデザインになってます。また楽曲ごとに異なるキャラクターがいるのも特徴になります。beatmaniaには名前のあるキャラクターはほぼいませんでしたが、キャラクターを全面に押し出しているのはポップンの大きなポイントだと思います。

見た目がかわいいので、beatmaniaより簡単そうに見えますが実際はターンテーブルがなくなってはいるものの鍵盤数が9つになっているので、かなり難しいです。
また、ボタンひとつひとつが大きいのでビートマニアのように指でボタンを押すというよりは手のひらで押す感じになります。

楽曲のテイストもbeatmaniaとは異なっていて、タイトル通りポピュラーな音楽であればなんでもありという感じです。(ロック・テクノ・演歌何でもあり)
なのでキャッチーな楽曲が多く、子供の頃の私はポップンミュージックの曲が一番好きでした。
- 9つの鍵盤
- キャラクターを全面に押し出したポップでキュートなデザイン
- ロック・テクノ・演歌など何でもあり
Dance Dance Revolution
続いて第3弾はDance Dance Revolution(以下DDR)になります。

最大の特徴はなんと、足で踏んでボタンを押すというところになります。
なぜ足で!?
その理由は下記動画を見ると分かるとおもいます。
足で音ゲーをやることでまるでダンスをしているかのようになります。
ゲームセンターでも目立つということもあり、当時はかなりの人気を博しました。
また激しい動きになるので、ダイエットや健康促進という意味でも話題になりました。
このDDRのヒットはwii fitのような健康志向ゲームに影響を多少なり影響を与えたのではと思っています。

ゲームのUIは上下左右の4ボタンを押していく形になります。
ボタンを押しても音がでないのが特徴であくまでも演奏ではなくダンスをするというコンセプトになります。
beatmaniaやポップンは上から下へノートが流れていくのに対して、DDRは下から上に流れるといったところでも差別化がされています。
また3Dモデルを使ったサイケデリックな画面が全体に広がっており、なんとなくディスコをイメージした感じです。
楽曲はほぼ英語のダンスナンバーになっているのも特徴です。
- 4つの足で踏むボタン(2Pのボタンを使って計8ボタンでプレイも可能)
- ゲームでスポーツの先駆け
- サイケデリックな背景をバックに3Dモデルが踊るビジュアル
- 英語のダンスナンバーを中心とした楽曲
ギタドラ
ギタドラはGUITARFREAKS及びDrumManiaの2つゲームを指しています。
2つ別々のゲームとなりますが、これらを同期させてセッションことができるという点が他のシリーズとは大きな違いになります。

以下の画像はGUITARFREAKSの画像となってます。UIはかなりbeatmaniaに近いですが大きな特徴はフィンガリング・ピッキングの動作が独立しているという点です。
今までの音ゲーはノート(音符)が来たタイミングでボタンを押すと発音される仕様になっていることが多かったです(つまりピアノのような仕様)
それに対してGUITARFREAKSは左手でギターのフレットに模したボタンを押しながら、弦を模した右手用のボタンを触ることで発音できます。
なんちゃってギターですが、オルタネイトピッキングができるなどギターを意識したインターフェース構造となっています。

続いてDrumManiaについてですが、これはかなり名前の通りドラムを模したインターフェースとなっています。
ほぼほぼ電子ドラムと同じインターフェースになっており、ほかのシリーズに比べ本物の演奏にかなり近いです。これをきっかけにドラムを始めた人も多いのではと思っています。ちなみに私はギターフリークスの曲を弾きたくてギター始めました( ´∀` )

これらのギタドラについてはギタードラムを主体とした生演奏の楽曲が中心となっており、特にロックが多いです。また天体観測のような実在する楽曲とのコラボが多いことも特徴です。
- 本物の楽器を模したインターフェース
- UIはbeatmaniaにかなり近い
- ロックを中心とした生演奏系の楽曲(実在曲とのコラボも多い)
振り返ってみて
色々と振り返ってみて、これらのゲームにあって今の音ゲーにないものが見えてきました。
それは独自の物理インターフェースがこの当時には必ずあるということでした。
最近はスマホやPCでゲームをやる人が多いと思うので、当時のような独自のインターフェースとセットでゲームを開発なんてことはほぼないと思います。いまだに独自インタフェースを採用して家庭でプレイできるのは太鼓の達人くらいですかね。
やはり当時熱中するような爽快感は物理インターフェースがないとなかなか厳しいと思いました。スマホのタッチパネルでは爽快感を演出するのはかなりハードルが高い
DTMとゲーム開発を趣味の私としては、是非音ゲーを世に出したいと思ってますが爽快感の演出にはいつも頭を悩ましてます。
とは言ってもSteamで売れている音ゲーもあるみたいなので、少し研究したいと思います。

独自物理キーがないと爽快感のある音ゲーなど作れないのでは!?
なんとか頑張ろう
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